エンジンの早期停止などで打ち上げに失敗したH3ロケット8号機についてです。予定の軌道を外れた機体と衛星は、地球の大気圏に突入し、喪失した可能性が高いことがわかりました。

H3ロケット8号機は今月22日打ち上げられましたが、第2段エンジンが予定より早く燃焼を停止。搭載した日本版GPS衛星「みちびき5号機」を軌道に投入できず、打ち上げは失敗しました。

文部科学省などが開いた25日の会議でJAXAは、軌道を外れたロケットの第2段エンジンと「みちびき5号機」について、「地球の大気圏に突入し喪失した可能性が極めて高い」と発表しました。

衛星の保護カバーが分離する際に発生した想定外の衝撃などがエンジンの早期停止につながった可能性があるとしています。
現時点で被害の報告は入っていないということです。














