正月を前に、長崎県五島市の家庭では冬の味覚かんころ餅づくりが行われています。

五島特産のかんころ餅はスライスしたさつまいもを茹でて天日干しした「かんころ」を、つきたての餅に混ぜて作ります。

平田耕一さん(85)「子どもたちとか親戚から、12月の始めぐらいになったら、『かんころ餅はいつ頃できるんですか?』と電話あるんですよ『五島のかんころ餅が食べたい』ってみんな言ってる」

この日、五島市大浜地区の平田耕一さんのお宅で行われたかんころ餅作りには親戚や近所の人たちも参加しました。

蒸したかんころと餅を機械で練って砂糖やごまを加えたあと、片栗粉をまぶしながら形を整えます。かまぼこ状にして大きさを揃えたら完成です。

初めて作った親子「んー!やわらかくておいしい。これでお正月が迎えられます」

さつまいもの素朴な甘みがおいしいふるさとの味。平田さんのお宅ではおよそ150個を作って家族や親戚に送るということです。