暴走族の違反走行が増える年末年始を前に、警視庁は取締りを強めるため、対策にあたる部隊の出動式を行いました。

警視庁交通部 林正己 参事官
「例年、クリスマスやカウントダウン、初日の出など、年末年始は暴走族が活発化しています。悪質な運転者、違反者には、しっかりと取締りで臨んでもらいたい」

きょう、東京・大田区であった警視庁の出動式には、暴走族の対策にあたる交通機動隊や高速道路交通警察隊などが集まり、一般道や高速道路での取締りに向かいました。

例年、年末年始は、高速道路でのドリフト走行や蛇行運転など暴走族による違反走行が増える時期です。暴走族に関する110番通報は、今年1月から11月末までに1000件を超え、昨年のおよそ970件をすでに上回っています。

警視庁は、大みそ日や元日にも、渋谷などの繁華街や首都高速などで取締りを強化する方針です。

警視庁交通部 林正己 参事官
「12月に入って、子どもの交通死亡事故など重大事故が多発しています」

また、都内では、今年1月からきのうまでに131人が交通事故で死亡していて、交通ルールの徹底も呼びかけています。