学校を中退 病院巡り、でも…
その後御手洗さんは学校を中退。父親と一緒にいくつかの病院をまわりカウンセリングを受けた。
御手洗さん:
「どの病院でも同じことを言われる『どうぞお話しください』って。…これが何の話をしたらいいか分からない。この人に対して自分は何を伝えたらいいか全くわからない。とりあえず事実として自分の家で起きたこと、自分が体験したことを話す。何度病院を巡っても同じことの繰り返し…」

今回の公演で聞き手をつとめた長崎犯罪被害者支援センターの前田理事長は、「警察や病院で何度も同じ話を求められることが、被害者を追いつめている」と語り、どこかひとつに話をすればつながっていく体制の必要性を指摘した。
兄は被害者支援についての要望として、会場に次のように呼びかけた。














