布団をかぶって泣く 誰にも知られないように

その後、父親の会社の方から家事や弁護士の手配などをサポートする人が入り生活の面で苦労することはなかったという。でも、御手洗さんの体は悲鳴を上げていた。

御手洗さん:
「眠れないんです。事件直後の夜から全く睡眠らしい睡眠をとった記憶がない。常に眠たい。でもご飯は心配かけたくないからしっかり食べる。寝る時間も割とちゃんと決めて寝るんですけど実際は眠れない。人前で泣かないと決めて徹底していたので、布団の中に入って、誰もいなくなって布団をかぶって泣く…、寝る…って言うのを繰り返していました」

事件直後、小学校には心のケアの専門家らが入り児童らのサポートを行った。しかし中学校にはそのサポートはなかったという。