国土地理院は、能登半島で新たに12の活断層が確認されたと明らかにし、23日、地図を公開しました。
国土地理院は全国で活断層の調査を進めていて、能登半島地震のあとに撮影した航空写真を解析した結果、新たに12の活断層が見つかったと発表しました。
珠洲市の若山川沿いでは、能登半島地震で高さ2メートルほどの崖が生じ、複数の研究機関が調査していました。この場所ではこれまでに活断層は確認されていませんでしたが、国土地理院は長さおよそ12キロの新たな活断層に認定し「若山川断層」と名付けました。
この断層を含め、今回、志賀町から珠洲市にかけて最長で長さ14キロの断層が12本確認され、国土地理院が23日、ウェブサイト上で地図を公開しました。
地震学が専門の金沢大学の平松良浩教授は、今回、活断層が確認されてもただちに地震の危険性が高まることはなく、これまでに知られている活断層でより規模の大きい地震が起こりうるとして、日頃から防災対策をとってほしいと呼びかけています。














