鹿児島銀行などは、来年度の鹿児島県内の経済成長率が+0.5%と、6年連続プラスになるとの見通しを示しました。

鹿児島銀行と、調査会社の九州経済研究所はきょう23日、来年度の県内の実質経済成長率が+0.5%になるとの見通しを示しました。6年連続のプラスで、賃上げなどを背景に個人消費で底堅い動きが続くとみています。

(鹿児島銀行 郡山明久頭取)「高市政権の経済政策の行方や地政学的なリスクもあるので注視したい」

一方で、高市総理の台湾有事を巡る国会答弁をきっかけに、中国政府が日本への渡航自粛を呼びかける中、鹿児島・上海線は23日から来年3月まで運休。「インバウンド需要の減少で、県内経済へのマイナス影響が懸念される」としています。

また、鹿児島銀行は来年2月2日から普通預金の金利を現在の年0.2%から、0.3%に引き上げると発表しました。日銀の政策金利引き上げに伴うもので、33年ぶりの水準となります。

定期預金などの金利も引き上げる予定で、引き上げ幅は検討中としています。