「衛星フェアリングが想定外の動き」とは

文部科学省などは23日、緊急の会合を開き、JAXAは、打ち上げから3分45秒後、衛星を保護するカバー=衛星フェアリングがロケットから分離する時に想定外の動きをしていたと説明しました。

ロケット先頭の白い部分がフェアリング JAXAHPによると、ロケットが大気中(地上~高度100km強)を飛行する際の風圧や空気との摩擦熱などから衛星を守るためのカバー。 大気圏外まで上昇すると機体から分離される。

(JAXA有田誠H3プロジェクトマネージャ)「フェアリング分離が事象(失敗)の起点となっている可能性が高いと現時点では考えているが、周囲のデータもふまえて総合的に原因調査したい」

フェアリングの想定外の動きでロケットに振動などがかかった可能性があり、JAXAはエンジンの燃焼停止との関連を調べています。