イスラエルのネタニヤフ首相は、敵対するイランによる軍事演習に対して「必要な準備を進めている」と明かしたうえで、「イスラエルに対する行動は極めて厳しい対応を招くことになる」などとけん制しました。

イランの国営通信は22日、イラン国内の複数の都市でミサイルの発射訓練が行われたと報じました。別のイランメディアは、首都テヘランや中部イスファハンから発射されたと報じていますが、詳しい内容は分かっていません。

こうしたなか、ネタニヤフ氏は22日、イランが軍事演習を行っていることを認識しているとしたうえで、「この動きを注視しており、必要な準備を進めている」と述べました。

そのうえで、「イスラエルに対する行動は極めて厳しい対応を招くことになる」などとけん制しました。

アメリカのNBCテレビは、ネタニヤフ氏が今月末にトランプ大統領と会談する際に、イランの弾道ミサイル増産に対する懸念が高まっているとしてイランを再び攻撃する選択肢について説明する方針だと報じていて、今後の動向に注目が集まっています。