H3ロケット8号機、打ち上げ失敗

H3ロケットが22日、2度の延期を経て鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。搭載した衛星を予定した軌道に投入できず、打ち上げは失敗しました。

H3ロケット8号機は、22日午前10時51分に種子島宇宙センターから打ち上げられました。

しかし、搭載した日本版GPS衛星「みちびき5号機」を高度450キロの軌道に投入する前に、第2段エンジンが予定より早く燃焼を停止しました。

関係者によりますと、衛星を軌道に投入することはできず、打ち上げは失敗しました。

ロケットには、スマートフォンやカーナビなどの位置情報の精度向上や、災害情報の発信などに役立てられる「みちびき5号機」が搭載されていました。

H3ロケット8号機は、機体の装置の不具合などで2度延期されていました。