明治時代に建てられ、現存する九州最古の水力発電所として知られる宮崎市清武町の黒北発電所の内部が20日特別公開されました。

黒北発電所は、1907年に現在の宮崎市清武町に建てられ現在、稼働している中では九州でもっとも古い水力発電所です

20日は、宮崎市教育委員会がその内部を特別に公開し、300人を超える人たちが見学に訪れました。

ドイツ製の水車と発電機を備え、およそ120年前から稼働し続ける黒北発電所は、最大出力200kwで一般家庭およそ60軒分の電気を発電することができます。

(訪れた人)「機械が思ったより大きかった」「どれくらい発電できるとか興味があったので、昔から動いているのもすごいなと思った」

石造りのレトロな建物の黒北発電所は、1997年に県内で初めて国の登録有形文化財に登録されています。