奈良時代に聖武天皇が造営した「恭仁宮跡」が国の特別史跡に指定されることになりました。

 京都府木津川市にある「恭仁宮跡」は740年、聖武天皇が遷都を宣言し造営された都です。

 都が置かれていた期間が3年3か月と短かったため、「幻の都」とも呼ばれていますが、土地制度の転換点となった「墾田永年私財法」などが定められました。

 国の文化審議会は、奈良時代を象徴する遺跡で保存状態が良いことなどから、国の特別史跡に指定するよう文部科学大臣に答申しました。

 (京都府 文化財保護課 担当者)「新しい京都の魅力、今まで皆さんがご存じなかったようなものに目を向けていただく非常にいいタイミングになる」

 京都府内の古代の遺跡が特別史跡に指定されるのは初めてです。