冬に味わえる希少なシャインマスカットが、新潟県三条市で出荷の最盛期を迎えています。秋に収穫し冷蔵貯蔵したもので、鮮度と品質が保たれています。

三条市のJA大島選果場で行われていたのは、最盛期を迎えている冬のシャインマスカットの出荷作業。ひと房ひと房手作業で品質を確認し容器に入れていきます。
シャインマスカットというと秋のイメージがありますが、年末やクリスマスシーズンの需要に合わせて、9月下旬の収穫後、冷気に直接当たらないように袋に入れた状態にして冷蔵貯蔵。鮮度と品質を保って12月から出荷しています。
気になるその味は…
「甘さがしっかりあって、乾燥するこの冬の時期、みずみずしさが染みます」

今夏の猛暑で粒は小さめながら糖度は高く、その甘さやみずみずしさを保ったまま味わえるのが、“冬の”シャインマスカットの魅力です。
JAえちご中越では、新潟県内のJAでは唯一、冬のシャインマスカットの出荷を10年前から行っています。
【JAえちご中越なんかん北営農センター 園芸特産課 齋藤和也さん】
「軸の部分の枯れが一部あったんですけど、いい状態で出てきたと思います」
「この時期、貯蔵して出荷している量は少ないと思いますので、その少ない中でおいしいものを味わっていただけたらと思います」

9月の味覚を12月でも味わえる“貴重な”シャインマスカット。
2025年の出荷見込みはおよそ2800房。夏の暑さの影響で前年よりもおよそ1600房少ないということですが、新潟県内のスーパーなどで販売されるということです。














