シリーズ「かごしまこの1年」。3回目は県政です。県政の大きな課題の1つ、再開発と、急速に進む防衛強化。この2つのキーワードでふり返ります。

(塩田知事)「この事業費は極めて大きなもので、私自身もこの数字には大変驚いた」

鹿児島県が県有地の鹿児島港本港区ドルフィンポート跡地に計画する新たな総合体育館。

資材や人件費の高騰で事業費は488億円と、当初の倍近くまで膨れ上がりました。

(県民連合 湯浅慎太郎 県議)「さらに金額が上がる可能性があるのかないのか」
(県の担当者)「現時点で確定的なことは申し上げることはできない」
ふくらむ事業費。県は「実際の建設費を示すため」として、6月議会に設計費など9億3500万円を計上。反対意見も相次ぎました。
(無所属 平良志保 県議)「9億円がその後の建設までなし崩しに認めることになる可能性があるならば、ここで止めるしかない」

(塩田知事)「設計を行うということで、前に進んだと理解している」
県は設計事業者の選定を進め、2032年度末の供用開始を目指します。














