RSK山陽放送
片付け「一番初めにやることは何？」
近藤さんは「これから片付けを始めるという時に、一番初めにやることは何だと思いますか？」と問いかけました。
（近藤 麻理恵さん）
『「捨てること」や「全部出すこと」もすごく大事ですが、一番初めではありません。最も重要な最初のステップは、「理想の暮らしを考える」ことです』
近藤さんの片付け術のポイントは、【画像⑤】で詳しく図解しています。
多くの方は、すぐに作業を始めたがりますが、片付けをやり遂げるためには、「なぜ自分は片付けをしたいのか」「片付けを終えた先で、どんな暮らしがしたいのか」を考えることが不可欠です。
ただ「家をスッキリさせたい」というだけではなく、限界まで具体的に考えるのがポイントです。
近藤さんの依頼主は、「理想の暮らし」について次のように語ったと言います。
（近藤 麻理恵さん）
「仕事で疲れて家に帰ってきた時、ドアを開けたら床には何も置かれていない、ホテルのようなスッキリした部屋が広がっている」
「そこには、ナチュラルグリーンのベッドカバーがかかったベッドがあって、夜寝る前にはクラシック音楽をかけながら、カモミールティーを飲み、ヨガをして、深呼吸をして、『今日も一日幸せだったな』と思いながら眠りにつきたい」
これくらい、「ご自身が理想の暮らしをしている映像」がはっきりと思い浮かべられるまで考えることが大切だといいます。
（近藤 麻理恵さん）【画像⑥】
「コツは、家の中で『やりたい行動』を考えることです。『ヨガをしたい』『深呼吸をしたい』といった行動を、一つ一つ考えていくことで、片付けの先にある理想の暮らしが浮き彫りになっていきます」
「このステップがあるかないかで、片付けのスピードとモチベーションが全く違ってきます」
そして、近藤さんは「こんまりメソッドの神髄」をついに明かしてくれました。
【第3話】へ続く
「服」「書類」「小物」「思い出品」など片づけるには正しい順番が…「人生がときめく片付けの魔法」こんまりメソッドの神髄とは。。。
《これまでの記事は》
【第1話】「散らかる社長のデスク」片付けると会社に変化が！ こんまり流「人生がときめく片付けの魔法」の原点
【第2話】
片付けで一番最初にやること→モノを「捨てる」「並べる」は違う、では一体なに？
講演会は、一般社団法人日本ライフスタイリング協会（代表理事：菱田紗絵子氏）が11月30日に岡山大学津島キャンパスで開催。近藤麻理恵さんのほか、作家の星渉さん、プロデューサーの川原卓巳さんが登壇しました。
