「国が変わらなければ、死者はなくならない」

児島さんは「生命のメッセージ展」を昨年5月、国会で開催しました。国会で開催した理由について児島さんは…

(児島 早苗さん)
「この生命のメッセージ展がなぜ始まったか?それは第2、第3の亡くならなくてもいい命を、1人でも食い止めるためです。そのためにいろんな方々にいろんな場所で開催することで知っていただくことが大切です」

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「けれども変わるには、やはり国の真ん中にいる人たちの意識、衆議院、国会議員という人たちがいます。財務省、法務省、国土交通省とか内閣府とか警察庁とかあります」

「そこで働く人たちが交通事件、犯罪事件の犠牲者、残された遺族たちの思いを知らない限り、この国はよりいい国に変わっていかないんじゃないか」

交通事故による死者を、ゼロにする。児島さんの取り組みは続きます。

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児島早苗さんは「NPO法人 KENTO」( https://kento.holy.jp/ )の代表として交通事故ゼロの社会を目指して活動しています。講演会は「命の大切さを学ぶ教室」として香川県警が主催したものです。