本州で唯一のナベヅルの越冬地、山口県周南市の八代盆地で17日、6年ぶりに保護ヅルが放されました。

午前8時50分頃、職員が保護ヅルが飼育されているケージの入り口を開けました。順番に、ツルが自発的に外に出るのを待ちます。
今シーズン、13羽が飛来している周南市の八代盆地。飛来数の増加に向け、けがをして鹿児島県出水市で保護されたナベヅルを一時的に飼育し、環境に慣らしてから放す取り組みを続けています。
放鳥されるのは2021年11月に運ばれてきた3羽で、放鳥は6年ぶり10回目です。
鶴いこいの里 松崎靖尚 所長
「シベリアに帰った後、また来年できれば他のツルを連れて八代にきてくれることを期待しています」
この日は午後4時までに1羽もケージの外に出なかったため、明日以降も放鳥作業を続けるということです。














