“生命線”のフレーム 県内企業が開発

鈴木選手が石川町まで来た理由。それは、競技チェアスキーの「フレーム」です。

スキー板と選手が乗るカウルをつなぐ「フレーム」。選手を支え、その動きをいかに雪面を駆け抜ける板と完全に一致した動きを生み出せるか。フレームは「生命線」です。

鈴木選手のフレームは石川町の企業「NTS」が作ったものでした。NTSは1970年に創業、航空宇宙産業や競技用バイクの精密部品を手掛ける企業です。

スポーツ庁の委託事業「スポーツ支援強靭化のための基盤整備事業」として始まり、先端技術を活用したこの取り組みがきっかけでしたが、なぜ時代の先端を走る石川町の企業と鈴木選手が出会ったのか。

NTS・生田目將弘社長「福島県の選手なんだよね、だったら福島県で作ったものでメダルを取ったらかっこいいじゃん、そこからやろうというのがスタートです」

NTS・生田目將弘社長