18歳の青年が朝、原付バイクで登校中にトラックにはねられました。青年は意識は戻ることなく、2週間後に息を引き取りました。
2000年5月、奈良県生駒市で交通事故により命を落とした児島健仁(けんと)さんです。健仁さんが事故にあったのは、自宅からわずか100メートル先の場所でした。
12月9日、高松市の香川県立香川中央高校で、健仁さんの母親・早苗さんが、息子が命を落とした事故当時の苦しい、辛かった心境を、生徒たちに語り掛けました。
早苗さんが当時の心境を語る前に、生徒たちに一つのお願いをしました。
(児島 早苗さん)
「自分の大事な家族、自分自身が今日交通事故起こさない。被害者にならない。それを願って1分間、一緒に黙とうしてください」
550人あまりの生徒がいる体育館は、静寂に包まれました。【画像①】
▶ 亡くなった「健仁さん」―この記事に関する画像
そして、早苗さんは「息子の交通事故について、お話しします」と続けます。














