先月の広島県内企業の景況感は5か月ぶりに悪化しました。

帝国データバンク広島支店が県内企業244社から得た回答によりますと、先月の景況感を示す指数は42.8で、前の月から0.5ポイント減り、5か月ぶりに悪化しました。

業種別では、インバウンド客を中心とした秋の観光需要によって「運輸・倉庫」や「卸売」が改善しました。

一方で、物価高や冬物衣料が伸び悩んだ影響で「小売」は大幅に悪化、「建設」「不動産」「製造」も悪化しています。

帝国データバンクは「引き続き物価高、実質賃金のマイナス基調などで、先行きの不透明感は強い。高市政権の誕生による積極財政に期待する声がある一方で、日中関係の悪化を懸念する声も上がっている」と分析しています。