少年院を出所した後の少年が暴力団や“トクリュウ”などの犯罪グループに加入しないよう、元バドミントン日本代表の桃田賢斗選手による特別授業が都内の少年院で行われました。

元バドミントン日本代表 桃田賢斗 選手
「僕も若いときに結果を出して調子乗ってて、不祥事を起こしてしまったんですけど、少しずつ、一気には変われないので、何度でもトライしてほしい」

きょう、東京・多摩少年院では、入所している少年たちに向けた特別授業が行われ、元バドミントン日本代表の桃田賢斗選手が登壇。自身の過去の不祥事に触れたうえで、周りの信頼を取り戻すことの大切さを語りました。

この授業は、少年たちが出所した後、「匿名・流動型犯罪グループ」“トクリュウ”や暴力団に加入しないよう、組織の実態を説明するために警視庁が企画しました。

特別授業では、他にも、闇バイトに誘われる場面を取り上げた演劇や弁護士による授業が行われ、参加した少年は、「自分の犯してしまった失敗に対する向き合い方や夢に向かって努力している姿勢が学びになった」と話していました。