1万人が挑み、修了者は1500人の難関
「GCI」は全国の大学生や大学院生、キャリアアップを目指す社会人も受講する講座で、生半可な覚悟で挑めるプログラムではありません。
実際、今年夏季のGCI講座では、全国の受講者約1万人のうち最終課題をクリアして修了にたどり着いたのは、1500人に満たない数でした。松尾研によると、その狭き門を突破した中に中学生はほとんどいません。
キヨラさんによると、授業の分かりやすいところでは、「タイタニック号」の沈没事故などを扱いました。乗客名簿のデータから「なぜ特定の層の生存率が高かったのか」をAIで導き出すのです。
実際のデータから本質的なデータ分析を学ぶ
「なぜ生存者に『金持ち』の『女性』の『子ども』が多いのかをデータで可視化していくんですけど、年齢や客室等級による階層、人の体重とか身長、性別とかも全部載っていて、そこから自分がこうだと思うデータセットを構築して、なぜ生存率が高かったのかというのを導き出しました」
人間には到底計算できない多角的な視点でAIが正解を探し出すプロセスを、キヨラさんは「AIを回す」と表現します。回しながら、エラー、プログラム調整、再実行を繰り返して、精度の高い理論に迫る瞬間に、達成感を感じるのだと言います。















