航空自衛隊浜松基地に所属する50歳代の空曹長が部下隊員の頭を殴ったり、複数の隊員に威圧的な言動に及んだとして、停職処分を受けました。空曹長は「指導上必要だった」と話しているということです。

12月15日付けで停職30日の処分を受けたのは、警戒航空団第2整備群の50歳代の空曹長です。空曹長は2023年7月ごろ、指導中に部下隊員の側頭部を手で殴りました。また、職場で複数の隊員に対して、威圧的な言動に及んだということです。「パワハラ」を受けた隊員の1人が防衛省の相談窓口に相談したことから事実が明らかになりました。

空曹長は調べに対して、「指導上必要だった」と話しているということです。空曹長はパワハラを行った隊員に対しては、謝罪したものの、暴力を振るった後輩隊員に対しては被害隊員が謝罪を望んでおらず、できないということです。

浜松基地の鈴木大 空将補は「浜松基地に所属する隊員が本事案を生起させたことについて重く受け止めております。このような事案が再び生起することのないよう、引き続き規律の維持に努めて参ります」とコメントしています。