2024年度、熊本県内の野生鳥獣による農作物の被害は約6億8000万円で、過去3番目に多くなりました。
これは12月15日の県議会常任委員会で明らかになったものです。
県によりますと、2024年度の野生鳥獣による農作物被害額は6億8249万円で、前の年度より約1億4500万円増加しました。
被害額としては、2010年度の約8億4500万円に次いで過去3番目の多さです。
前の年度からヒヨドリの被害が約8300万円増えていますが、その理由は分かっておらず、九州全体でヒヨドリの被害が増えたということです。
また、地域別では八代地域の被害額が県全体の約16%を占めていて、芦北、玉名(約12%)宇城(約11%)と続きます。

県は「エサとなる放置された果樹や収穫物の除去を呼びかけるなどして、野生動物が生息しにくい環境を整備したい」としています。
また、国の事業メニューを活用して農地に侵入防止柵を設置するなどの対応していきたいとしています。














