■全⽇本ショートトラックスピードスケート選⼿権(14日、東京辰巳アイスアリーナ)

ショートトラック、ミラノ・コルティナ五輪の代表選考会の2日目が行われ、女子1000mでは初日500m、1500mで2冠の長森遥南(23、アンリ・シャルパンティエ)が優勝し、今大会3冠を達成した。同大会女子の3種目制覇は、第30回大会の神野由佳さん以来、18大会ぶりの快挙となった。

長森は予選では余裕を持った滑りで、終盤は流しつつも全体トップのタイム。準々決勝も危なげなく突破し、準決勝では残り2周で3番手から一気に先頭に駆け上がって会場を沸かせ、貫禄のレース運びで3冠に王手。

決勝では前半スローなペースも後半で4番手付近から徐々に順位を上げ、ラスト2周で先頭に立ち会場はヒートアップ。そのままスピードに乗り首位でフィニッシュ後、両手で大きくガッツポーズ。客席から大きな拍手が送られた。

今大会ではミラノ五輪最終選考会として、男子が残り1枠、女子は2枠をかけて争われる。正式な代表選手(男子4名、女子5名)は大会終了後に発表される。