“再稼働への答え”迫る中で東京電力に運転能力はあるのか
柏崎刈羽原発では、年間の5分の1に当たる70日をシミュレーター訓練に充て、運転員の養成に重点を置いているということです。

柏崎刈羽原発6・7号機 山岸英明当直長(53)
「福島第一原発の事故を経験している当社としては、同じような事故を起こさないために日々繰り返し訓練をして、自分が経験したような失敗談を含めて若い子たちにしっかりと伝えて、知識につながればいいなと」
ただ、受け継がなければならないのは技術や経験といった“形のないもの”。
そこで東電が力を入れるのが、経験豊富なベテラン=その名も『シフトテクニカルアドバイザー』が助言や指導を行う取り組みです。

運転員になって3年目の河端さん。この日は運転歴40年のベテランと、マンツーマンで設備のパトロールを行いました。
柏崎刈羽原発6・7号機運転員 河端恒介さん(27)
「運転中の現場についてはまだ知らないこともたくさんあるので、きょうも新しく教えてもらったこともあった。現状の自分の知識の量に満足せずに勉強し続けて、安定した運転に貢献できるような運転員になりたい」

花角知事が11月21日に“容認”を表明し、残すは県議会の判断を待つばかりとなった原発再稼働。東電の実力が問われるのは、これからです。














