宇奈月温泉の住民や観光関係者らは12日夕方、富山県の新田八朗知事に富山地方鉄道本線に関する要望書を提出しました。

要望書では地鉄本線が市民の日常生活や通学、観光客の移動手段として非常に重要であり、特に黒部宇奈月キャニオンルートの開業時には地域の活性化につながるとして維持を求めています。

地鉄本線をめぐっては、あいの風とやま鉄道と並行する「滑川―新魚津間」について、11月29日に沿線自治体が「現行維持」「運行の廃止」「廃線」の3つのパターンに絞って検討を進める方針を決めています。
黒部市自治振興会連絡協議会 杉本孝成会長
「なくてはならない電車だと思っている。きょうは存続をお願いに来た。あいの風鉄道と重なるところには宇奈月温泉まで乗り入れてもらえればいいのかなと思うが、根本的には全線存続を望む」














