160人が死亡している香港のマンション火災について、香港政府トップが、9か月以内に出火原因などの調査結果をまとめた報告書を完成させる予定だと明らかにしました。

香港メディアによりますと、香港政府トップの李家超行政長官は12日午後、先月26日に発生したマンション火災について、「徹底的に調査し、真相を完全に明らかにし、公正が実現されなければならない」と述べました。

この火災をめぐっては、これまでに独立委員会の設立を公表していますが、出火原因や火災が急速に拡大した理由などを検証するということです。

また、修繕工事をめぐる談合や汚職などの問題についても調査していくとしていて、9か月以内に報告書を完成させる予定だということです。

このマンション火災ではこれまでに160人が死亡していて、いまも6人と連絡がとれていません。