75歳以上の人が加入する「後期高齢者医療制度」をめぐり、厚生労働省は一定の年収を超える人の保険料を2024年度から段階的に引き上げる案を示しました。

75歳以上の高齢者の医療保険をめぐり、厚労省は一定の年収を超える人については年間の保険料の上限を66万円から80万円に引き上げる方針を示しています。

厚労省はきょう開いた専門部会で、保険料の上限を引き上げを▼2024年度に73万円、▼2025年度に80万円と段階的に行う案を示しました。

また、保険料を上げる対象も▼2024年度は年収211万円を超える人、▼2025年度は年収153万円を超える人と段階的に広げることにしていて、2年間で全体のおよそ4割の保険料が増える見通しです。

厚生労働省はこうした制度改革について盛り込んだ法律の改正案を来年の通常国会に提出する方針です。