リチウムイオン電池による火災が急増
では、モバイルバッテリーが原因の火事。件数はどうなっているのか?
総務省消防庁が出しているデータによると、電気機器(家電製品・電池など)を原因とする住宅火災は、2002年~2015年くらいまでは300件台でしたが、10年ほど前から急激に増えて、2021年には640件となっています。

この“電気機器”の中でも特に増えているのが「リチウム電池」と「充電式電池」による火災。この10年、原因として最も多かったのが「リチウム電池」でした。
モバイルバッテリーなどリチウムイオン電池は「充電式電池」に分類されますが、集計の際「リチウム電池」としてカウントされた可能性もあるそうで、消防庁は“電気機器”による火災増加の背景に、リチウムイオン電池の普及があると考えているんです。















