泣き崩れた父親 一緒に福岡へ
御手洗さん(被害者の兄)は地元の高校への進学を希望していた。しかし福岡への異動が決まった父親について行くことになった。父親は泣き崩れて、ついて来て欲しいと頼んだ。「分かった。ついて行くよ」事件直後に決めたことを御手洗さんは実行し続けた。
御手洗さん:
「2人で福岡に引っ越して高校に通うようになるんですけど、5月に入って突然なんです、学校の正門抜けて校舎の前の入口まで来た時に、ぴたっと足が止まった。なんで自分が止まったのか理解ができなかったんです。前に進まなきゃ、1限目から授業があるからと思っても教室に行けない」
教室に向かうことができないまま、その足は保健室に向かった。














