富山県は来年(令和8年)春のスギ花粉の飛散量は、“例年よりもやや多くなる”見込みと発表しました。
それによりますと、来年のスギ花粉飛散量は、2月から4月のシーズン中に平野部で1平方センチメートルあたり約4,900個と予測され、例年よりも「やや多い」見込みとなっています。

この飛散量は、平成3年(1991年)から令和7年(2025年)までの平均値3,448個の約1.4倍に相当します。なお、令和7年の飛散量5,002個とほぼ同程度となる見通しです。

飛散量増加の要因として、花芽分化期にあたる7月から8月の平均日照時間が例年より長かったことが影響していると考えられています。
スギ花粉の飛散は場所によって大きく異なり、特にスギ林が集中している山沿いの地域で多く、海岸線に向かうにつれて減少する傾向がありますが、平野部でもスギ林に近い場所では予想を超える花粉が飛散することがあるため注意が必要です。
例年のスギ花粉飛散パターンでは、2月下旬から観測が始まり、3月上旬から中旬にかけて最盛期を迎え、4月上旬にほぼ終息します。晴れて風の強い日には1日の花粉数が1平方センチメートルあたり100個以上になることもあります。
花粉飛散開始日の予報は1月下旬に発表される予定です。















