2026年2月の上関町議会議員選挙について、山口県上関町の西哲夫町長は「選挙の結果は中間貯蔵施設建設の判断材料の一つとなる」との見解を示しました。

西 哲夫上関町長
「当然、この選挙は判断材料の一つとなることと考えております。上関町に中間貯蔵施設が本当に必要なのかどうか、議会においてもしっかりと議論を尽くし住民、議会の意向を踏まえたうえでしかるべき判断をしたいと申し上げております。そのためにも住民の代表である議員を決める選挙は大変重要だと考えております」

2026年2月の町議選は、使用済み核燃料中間貯蔵施設の建設計画が持ち上がってから上関町で初めての町議選になります。

2025年8月、中国電力は「立地可能性調査では建設は可能である」と上関町に報告しましたが、施設の規模や経済効果など具体的な事業計画は示していません。

西町長は中国電力から職員への説明の中で質疑応答を通じて施設への知見が深まったとして「調査結果自体は次の段階に進むための基礎として妥当と受け止めている」と述べました。

そのうえで「事業計画が示されたら住民にしっかり説明するとともに議会の意向を尊重したい」と従来の考えを繰り返しました。