県内の県立高校に教育支援サービスを提供していた東京の会社が不正アクセスを受け、274人分の個人情報が漏えいした可能性がある問題で、11日、長野市の中学校1校でもおよそ500人分の個人情報が漏えいした可能性があることが新たにわかりました。

長野市教育委員会によりますと、漏えいした可能性があるのは、市内の中学校1校のおよそ500人の生徒の氏名や性別のほか、学校で利用するメールアドレスやIDといったアカウントに関する情報などです。

この問題は、2日の未明に、東京のEdv Futureが利用するデータベースが外部からの不正アクセスを受けたのが確認されたもので、10日に県教委が、Edv Futureが提供する教育支援サービス「Edv Path(エデュパス)」を導入していた県立高校1校の生徒274人分の個人情報が漏えいしたおそれがあることを明らかにしていました。

今回の長野市の中学校も、「Edv Path」を試験的に導入していて、9日にEdv Futureから説明を受け、11日に教育委員会から生徒や保護者に連絡したということです。

学校では、「Edv Path」の利用を停止していて、現時点では、県立高校と同様に、二次被害は確認されていないとしています。