「相手より多く走る、ユニフォームが汚れている、それが新潟」
では、彼が考える「変えてはいけないもの」、すなわち「新潟らしさ」とは何か。会見で記者の問いに対し、船越は迷いなく答えた。
「相手より多く走る、相手よりユニフォームが汚れている、それが新潟だというイメージを持っています。そこは変えてはいけない、アルビレックスの特徴でありストロングポイントだと思います」

華麗なパスワークの土台には、必ず泥臭い走りとハードワークがなければならない。船越はこう語る。
「新潟の特徴というと『真面目』『忍耐強い』『我慢強い』といった言葉が出てきます」
そうした地域の県民性とも重なる“ひたむきさ”こそが、新潟のアイデンティティなのだ。














