今年5月、石川県の能登地域で、佐渡以外では初めてトキが放鳥されます。本州で初めて放たれるトキを野生の環境に慣らす『順化(じゅんか)訓練』が3日、始まりました。

佐渡トキ保護センターの野生復帰ステーションで訓練を始めたのは、1歳のメス6羽と1歳から13歳のオス12羽です。

管理棟で個体を識別するための足環を装着した後、『順化ケージ』に運び込まれました。

この18羽と3日は訓練開始を見送っ計20羽のトキは、5月に石川県の能登地域で放鳥されます。

佐渡以外での放鳥は初めてで、環境省は放鳥された場所に留まることを期待して、高齢のオスの個体を加えたということです。

順化ケージでは野生に近い環境で、自力でエサを取ったり、飛んだりする能力を高める訓練を行います。

【環境省 】佐渡自然保護官事務所 北橋隆史 主席自然保護官】「まずは事故なく終えられてほっとしている。これから順化訓練が始まるが、本州で生きていく技術をちゃんと身に付けてもらえるようにしっかりと訓練を行っていきたい」

トキはおよそ3か月かけて、野生で生きるための能力を身に付け、5月30日に捕獲されて石川に移送され、翌日31日に羽咋市で放鳥される予定です。