県議会の議員定数などを話し合う検討委員会が10日に開かれ、定数は現状の51のまま維持することに決まりました。

(吉留厚宏 県議(自民))「総定数については、現行の51人を基に検討を進めることが決定した」

鹿児島県議会の定数は現在、離島を特例で1人増やしていて51人です。

最大会派の自民党(33人)などが現状維持を主張する一方、第2会派の県民連合(7人)が、前回、定数を減らした2011年から人口が20万人以上減少しているとして、49人を基準とすることを主張していました。

10日の検討委員会で採決があり、自民、公明の賛成多数で、定数を現状の51のまま維持することに決まりました。

(吉留厚宏 県議(自民))「離島もあり過疎地域もある。一概にすべて人口で割り振っていくのはどうかなと思う」

(県民連合・秋丸健一郎 県議)「県財政への影響も鑑みたときに、県民の理解を得られるためには、議会自らが襟を正す必要があるのではないか。委員長の判断なので、多数決はやむを得ない」

今月18日の検討委員会では、現在21ある選挙区の区割りについて話し合う予定です。