県内の小中学校で行われている土曜授業について、一部で廃止の動きが出ている中、鹿児島市教育委員会は10日の市議会で、市教委が主導しての廃止は行わない方針を示しました。
土曜授業は「ゆとり教育」などで全国的になくなりましたが、県内では2015年度からすべての公立小中学校で再開。全県で行っているのは九州では鹿児島だけです。
こうした中、県教育委員会は今年9月、来年度以降は「月1回程度」から、「実施する場合は年3回程度まで」に変更する方針を各市町村の教育委員会に通知し、「実施しない」選択を事実上認めていました。
10日の鹿児島市議会で、市教委は「来年度以降、実施する場合は年3回程度までとし、内容や回数は各校長が学校や地域の実情などを勘案して決定する」とし、市教委が主導しての廃止は行わない方針を示しました。
学校ごとに回数の違いが生じる可能性があることについては。
(原之園哲哉 教育長)「児童・生徒や保護者にとって価値ある教育活動となるよう丁寧に説明するように指導する」
県内では来年度以降、徳之島町と天城町が土曜授業の廃止を決めています。














