国内で初めて自動運転の旅客船が瀬戸内海を走ることになりそうです。岡山市のフェリー会社などが岡山と小豆島を結ぶ船を自動で運航できるようにしました。

生活航路維持の救世主になるか

船員の高齢化などで生活航路の維持が課題となる中救世主になるかもしれません。

「今まさに自動走行。これは自動走行ですね。この青がもともと行くルートだったんですけど、今よけて右側に出して、今、タグボートを安全にかわしているという状況ですね」

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両備国際フェリーが運航する「おりんぴあどりーむせと」です。

無人運航船の実現などを目指す日本財団のプロジェクトに参画し、今月5日に国内で初めて「自動運航船」として国の船舶検査に合格。報道陣に公開されました。【画像②】

【画像②】

(両備グループ 小嶋光信CEO)
「離島の多い日本の1つのソリューションとしてですね、非常に大きな成果があげられた」

到着時間やコースなどをあらかじめ設定した上で、位置情報システムやレーダーで周辺の船や岩礁を避けながら自動で運航するということです。