「需要はある」 空き家は100軒以上 一方で新築住宅が続々
そこで自治会は、団地内で「空き家相談員」を養成し、住民からの相談に応える取り組みを始めました。
あさひが丘連合自治会 尾田豊機会長(82)
「2人暮らしの方が多いが、2人の場合はそんなに家財も要りませんから、断捨離して軽くなっていただきたい。我々もそうですけれども、いつ施設に入るかわからない、体調を壊すかわからない、そうなったときに子どもさんやお孫さんが困らないように」
尾田自治会長は、空き家を放置しないことが、団地を次世代に引き継ぐ重要なポイントだと話します。
あさひが丘連合自治会 尾田豊機会長(82)
「空き家を解体して、更地にして、新しい家を建てれば、需要はいくらでもあるんです。団地を見たらわかると思うんですけれども、新しい家がどんどん建ってるんです」

あさひが丘では、新築の一軒家が物件によっては2000万円を切る価格で販売。この3年間で約50軒の新たな住宅が建ちました。
入居開始時からの住民(70代女性)
「私が住んでいるところは、お亡くなりになられたら皆さん平地にされるんですよ。そして新しい家が建ったらすぐ若い人が入ってきてくれます。すごく良いことだと思います」
若い世代にとって、あさひが丘の魅力は何なのでしょうか。
他地域出身の住民(30代女性)
「幼稚園、小学校、中学校が同じ地区にあって、地域のおじいちゃんやおばあちゃんが見守ってくださっているから、小さい子が居ても安心して学校に行かせられるし、子育てもしやすいなと思います」














