人口は最盛期の3分の2 しかし高齢者数は3倍に 進む少子高齢化

あさひが丘の人口は、入居開始後の3年で爆発的に増加。最盛期の1994年頃には8900人ほどが住んでいましたが、そこから人口は徐々に減少に転じました。現在は約6000人が暮らしています。

一方で、65歳以上の高齢者の数は、最盛期の1994年は762人でしたが、2024年には2798人と3倍以上増えています。同時期に入居した人々が歳を重ねて一気に少子高齢化が進み、現在のあさひが丘の高齢化率は45.6%。広島市全体の26.6%と比べ、かなり高い水準となっています。

高齢化が進み、介護施設に入ったり亡くなったりする人が増えることで、団地は空き家の増加という課題にも直面しています。現在、空き家は団地内に100軒以上。家財のある空き家が多く、売却や解体がうまくいかないケースが多いそうです。