「同世代ばかりだと団地全体が歳をとる」次世代にバトンパスを

少子高齢化は進んでいるものの、着実に次の世代へのバトンパスが始まったあさひが丘。まちづくりに詳しい専門家は今後の団地のモデルケースになると話します。

呉工業高等専門学校 神田佑亮教授
「同時に同じ世代が住んでしまうと、団地全体が同時に歳をとってしまうので、今後は団地の中で住まわれている方々の年代を同じところに固めない工夫が必要になってきます」

ほかの団地も同様の課題に直面する可能性があるなか、あさひが丘のように、団地の住み替えを促進するスキームづくりが重要だと話します。

呉工業高等専門学校 神田佑亮教授
「大人と子どもという世帯で住んでいた家を早く次の世代に渡してあげるように、家あるいは土地含めた不動産をうまく流通を円滑にしてあげるような、次の方に売って使って貰えるような流れをスムーズにやっていく仕組みづくり、あるいは、ビジネスのモデルを作っていくことが大切になってくると思います」

広島市に160以上ある団地。団地を1世代で終わらせないための取り組みが求められています。