発生から8日目、火災発生以来初めてまとまった雨が降り、火の勢いを弱めました。そして12日目には市が鎮圧を宣言。

さらにその翌日。市は全ての避難指示を解除。被害の全容が明らかとなってきます。

(東川剛さん)
「正直なところ、心のどこかで燃えないっていうのがあった分、やっぱりショックは大きいですね」

住宅だけで90棟、空き家や倉庫なども含めると226棟の建物に被害が生じました。

2月26日に発生した大規模山林火災の完全な鎮火が宣言されたのは、4月7日のことでした。
この火災で消防や警察、自衛隊など述べ3万5000人が消火に当たりました。

市によりますと今回の山林火災での被害額は、停電による養殖アワビの被害や定置網の焼失など水産関係が20億円余り。
林業では72億円あまりなどとなっています。

延焼面積は平成以降で最大となる3370ヘクタールに上っています。