復帰戦はフィリピンの元世界ランカー

先月(11月)、待ち望んだ復帰戦が決まりました。ノンタイトル戦、相手はフィリピンの元世界ランカーです。

簡単な相手ではないと話しますが絶対に落とせない一戦です。

(ユーリ阿久井政悟選手)
「世界挑戦に弾みをつける一戦。負けたらランキングが下がるだけだし下手すりゃなくなることだってあるし絶対負けられない」

去年1月。阿久井選手は当時のWBAフライ級王者に勝利し、岡山のジム所属のボクサーとして初めて、世界王座につきました。しかし、今年3月…。

さらなる高みを目指し挑んだ、王座統一戦。実績で上回る寺地拳四朗選手に対し阿久井選手は11Rまで優勢でしたが最後にテクニカルノックアウト。

ベルトを失いました。

(ユーリ阿久井政悟選手)
「ただやるだけだったらみんないくらでもできるけどまた世界チャンピオンになるというのはなかなかできることじゃない」

「またあそこまで行くのしんどいなあとも思うし」頭をよぎった、引退。

「元世界チャンピオンというおごりだけではやりたくない」

(記者)
「そこには覚悟がいる」

(ユーリ阿久井政悟選手)
「そりゃそうです」

阿久井選手はもう一度「頂」を目指す覚悟を持ちました。

「応援してくれる人がこんなにいたんだ」
「また世界を獲ってくれるんだろって思ってくれている」
「期待に応えます」