旧統一教会の田中富広会長が辞任。献金被害を訴える人たちに謝罪しました。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐっては今年3月、不法な献金行為による甚大な被害を理由に東京地裁が解散を命じ、教団側は即時抗告しています。

 12月9日、田中富広会長が辞任を発表しました。理由として東京高裁の審理が終わったことなどをあげています。また…

 (世界平和統一家庭連合 田中富広会長)「改めてお詫びさせていただきます。申し訳ありませんでした」

 献金被害を訴える元信者などへ初めて謝罪したほか、奈良で発生した安倍元総理銃撃事件にも言及しました。

 (世界平和統一家庭連合 田中富広会長)「(山上徹也被告が)起こした事件について背景に家庭連合が存在することは事実なので、しっかりと向き合っていかなきゃいけない。法廷でどこまで真実が語られていくのかわかりませんが、そこは知りたい」

 次の会長には堀正一元副会長が就任するということです。