報道の自由やジャーナリストの保護などに関わる国際NGO「国境なき記者団」は、身柄拘束されている全世界のジャーナリストが、記録を開始して以降最も多くなったと発表しました。
「国境なき記者団」は14日、年次報告で、報道活動に関連して身柄が拘束されている全世界のジャーナリストが今月1日時点で533人だと発表しました。
1995年に記録を開始して以降、最多だということです。
▼拘束された人数が最も多いのは中国で、汚職問題を取材したジャーナリストら110人。▼2番目がミャンマーの62人、▼スカーフの着用をめぐって抗議デモが広がったイランは3番目に多い47人となっています。
また殺害された人数も去年の48人から57人に増え、8人のジャーナリストが死亡したロシアによるウクライナ侵攻が一因に挙げられています。
「国境なき記者団」のクリストフ・ドロワール事務局長は、「独裁的で権威主義的な政権がかつてないほどにジャーナリストを拘束している」と指摘。「こうした政権に抵抗し、報道の自由や独立などの理想を体現するすべての人々と積極的に連帯する必要がある」と強調しています。
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