人通りが多くなる年末年始を前に、福島市では9日、無差別殺傷事件を想定した訓練が行われました。
「うるせー!刺すぞ!」
訓練は、福島駅のすぐそばにある「まちなか広場」で行われ、車に乗った犯人が通行人をはね、その後、刃物を使って無差別に人を襲う想定で行われました。訓練には、福島警察署の警察官など、およそ30人が参加しました。

参加者は、現場の状況を映像で伝える通報システムを使ったやりとりのほか、犯人を制圧して、逮捕するまでの流れを確認しました。
福島県警 通信指令課・小松聖英課長「この種の事件は、全国いつどこで起きてもおかしくないので、危機感を持って訓練にあたっているが、もし起きてしまったときには(被害を)最小限にとどめる、そのために常に訓練をして対応していきたい」
福島駅前では4年前、刃物を持った男が面識のない女性を切りつける事件も起きています。警察は、特に人の出入りが増える年末年始は、注意するよう呼びかけています。














