義務教育を修了できなかった人や、外国人のための学校「夜間中学」に密着しました。失われた過去を取り戻すため、そして未来を開くため。学びに向けた思いとは。

街が夕暮れに包まれるころ、もう一つの「朝」を、迎える場所があります。名古屋駅のほど近く、笹島小中学校の敷地内にある名古屋市立なごやか中学校。
ことし4月に開校した、公立の「夜間中学」です。

ここに集うのは、日本の中学校を卒業していない人々。貧困や不登校、戦後の混乱など事情は様々で、年齢、国籍も様々な人々がここで学んでいます。
日本で夜間中学が出来たのは、戦後まもない1947年。戦争で中学に行けなかった人のためでしたが、80年が経った今、新たな役割も生まれています。














