5kg3500円は暴落?コメ価格はいくらに

井上貴博キャスター:
現在、スーパー販売平均価格は、11月24日~30日で過去最高値の4335円となりました。
※(株)KSP-SPが提供するPOSデータに基づき農水省にて作成

コメ卸売「ギフライス」の恩田喜弘社長は「来年の6月・7月ごろ、店頭価格5kg3500円に近づく商品もあるのでは」と予想。

日本米穀商連合会の相川英一専務は「暴落というほどではない。来年の6月ごろ5kg4000円前後になる可能性がある」とみています。

「5kg3500円」は暴落とみていいのでしょうか。

米専門店「スズノブ」代表取締役 西島豊造さん:
今の取引価格をみると、5kg3500円となれば「暴落」に近いです。

5kg4000円という見立てもありますが、もっと価格は下がるのではないかと思います。5kg3500円程度か、最悪の場合は3200~3300円が想定できるかなという感覚です。

井上貴博キャスター:
消費者の中には「5kg3500円」を適正価格だと思う人もいるかと思います。

米専門店「スズノブ」代表取締役 西島豊造さん:
今までの価格が安すぎました。産地や消費者を守りながらバランスを取ると、3000円台が理想です。その中で、商費をある程度まで伸ばしていきたいとなると、3500円程度に設定してもらいたいのが本音です。4000円では動かないです。

「1万俵余れば1億円のマイナス」卸売にも影響

井上貴博キャスター:
コメ卸売「ギフライス」の恩田社長は、「7年産を残せば損失になる。1万俵余れば1億円のマイナス」としていて、大きなしわ寄せがきているようです。

さらに、「全国の卸売は7月末に今あるコメを売り切れるか」が課題だといいます。

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<プロフィール>
西島豊造さん
都内の米専門店「スズノブ」代表取締役
五ツ星お米マイスターとしても活躍