サッカースタジアムを県立鴨池庭球場に整備する場合の庭球場の移設費用を巡って、鹿児島県と鹿児島市に温度差です。
きょう8日の県議会で、県は市の負担を望む考えを示しましたが、鹿児島市は「県と協議したい」と述べるにとどめました。
県と鹿児島市は、サッカースタジアムの有力な候補地として、鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテル跡地と県立鴨池庭球場の2か所を挙げています。庭球場の場合、すでにあるコートは市の「文化公園」敷地内に移設できるとしていますが、この移設費用は誰が支払うのか?
きょうの県議会で県は…

(県観光・文化スポーツ部 桑代毅彦 部長)「鴨池庭球場を移設する費用については、県としては鹿児島市に負担してもらいたい」
県は「庭球場の移設案自体が市からの提案だった」として、「市の負担を希望している」と述べました。
一方、庭球場の移設費用については、8日の市議会でも議題に。

(鹿児島市 堀之内勇 観光交流局長)「庭球場の移設費用につきましても、調査結果を踏まえ、今後県と協議」
鹿児島市は「今後、県と協議したい」と述べるにとどめました。
庭球場の移設費用を巡って浮き彫りとなった県と市の温度差。スタジアム整備を巡っては施設の建設費用自体もどちらが負担するのか、不透明なままです。














